珈琲の酸味の正体
こんばんは🌝
春の嵐。
もはや台風並みでした。
車のドアの開け閉め、お気をつけください!
さて、珈琲の味の話を先日のブログで書きましたが 今回は「酸味」について書きたいと思います。
お好みを聞いていると、半分以上の割合で「酸味のないものがいい☕️」と言われます。
私自身ももちろん、酸味が強すぎる珈琲は飲めません。
飲めない…というか、飲もうとしてもどうしても身体が 喉が受け付けない珈琲があるのは事実です。
酸味だけではありません。
えぐみも一緒に感じるのでは?と思います。
後味に残る、喉のイガイガ感。
その正体は、「欠点豆」が混入したまま。
または、焙煎して数ヶ月経ってお豆のから出てくる油分そのものが酸化して、珈琲の香りではないものになっているから。
これは、5キロほど焙煎した日に、私が選り分けた「欠点豆」です😳
スペシャルティー珈琲といえど、農作物。
焙煎する前 焼き終わったあと 2回のハンドピック作業は必ず行います。
上の写真のような欠点豆は、一粒も入らないよう 時間をかけて行なっています。
よりわけよりわけ…
分かりにくいですが、よく見てください。
右側の小さな穴が空いているものは「コーヒーベリーボーラー」という小さな虫が、中の果肉や種子を食べ コーヒー豆の中に卵を産んでいるものです(゚o゚;;
他にも、地面近くで育ちばい菌が入ってしまったお豆や、潰れたもの。
熟しすぎたもの、未発達のもの。
いろんな種類の「欠点豆」が存在します。
見た目からも何となく、おいしくないんじゃないかと想像します。
実際には、このような欠点豆が入ることにより
「えぐみ」
「渋み」
「嫌な酸味」
を、感じます。
人間の味覚は敏感です。
もしも今までにあなたが、
「なんだか飲み込むのに勇気がいる」
「すっと飲めないな」
「この酸味がきらいなのよね〜」
という経験をしたことがあるとすれば、このような欠点豆が混ざったまま粉に挽かれたコーヒーを口にしてしまったのかもしれません。
珈琲はもともとフルーツです。
欠点豆をしっかり取り除き、軽めのローストであれば、明るい軽やかな、コーヒーを生き生きさせるような「酸味」も感じ、楽しむことが出来るのです。
ポイントは「酸の質」
古さ、欠点豆による「嫌な酸味」
果物を思わせるような「生き生きとした酸味」
これらは全く違う物だ!ということを知って頂けると嬉しいです☺️
市販の珈琲豆を購入された時、少々手間は掛かりますが、一度お皿に並べてみてください。
虫食いの豆、欠けた豆、変形した豆。
これらを外すだけでも、味わいは覿面に変わります。
驚くほどに飲みやすくなります。
欠点豆、粉に挽かれていては探すことはできません。
しかし、自分の味覚を信じて深く味わってみてください。
嫌な酸味なのか
生き生きとした酸味なのか。
産地に届け!bravo‼︎
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